11月, 2015年

平成27年11月13日~14日『入間市工業会県外視察研修会第2弾』

2015-11-24

従業員の能力向上とビジネスチャンスの創出を目的に、7月に続き県外視察研修会第2弾を実施しました。今回は飛行機を利用して、工業会の会員企業で本社が北九州市八幡西区にある㈱安川電機の「ロボット村」を見学しました。この「ロボット村」ですが、敷地面積が約77,000㎡で、「本社棟」「厚生棟」「ロボット工場」「安川電機みらい館」「YASKAWAの森」で構成されています。創立100周年事業の一環として整備され、今年6月1日にオープンしました。本社には260人、事業所には1,300人の従業員が働いているとのことです。
北九州空港からエアポートバスに乗って、黒崎駅前にある会社に到着。到着後すぐに、会員企業の㈱ドーエイが用意していただいた幕の内弁当を、厚生棟カフェテリア横の会議室で食べましたが、弁当の美味しさもさることながら、広々としたゆっくりと寛げるカフェテリアの雰囲気に圧倒されました。

この広々としたカフェテリアは必見です。次回は何としてもこのカフェテリアで食べたいと思いました。

この広々としたカフェテリアは必見です。次回は何としてもこのカフェテリアで食べたいと思いました。

弁当も美味しかったです。ありがとうございました。

弁当も美味しかったです。ありがとうございました。

昼食後、松浦英典ロボット基幹技術部次長から歓迎の挨拶があり、引き続き㈱安川電機入間事業所総務グループ長で工業会副会長の石井秀治さんから、①会社100年の歴史(創業者安川敬一郎について)、②創業の精神(産業を興して国の恩に報ゆる)と事業変遷(モートルの安川→オートメーションの安川→メカトロニクスの安川→ロボットの安川)、③中期経営計画「Realize100」(Realize100とは①進化する事業遂行力・高収益体質の実現②グローカル経営の実現③新規事業の創出・コア事業化の実現。この計画を実現するための人材育成。「人事理念(Empower and Grow!~最高の自分に出会える場所YASKAWA~)に基づき、人材のグローカル化と人材活性化を促進」)、④創立100周年事業「ロボット村構想」について、DVDを見ながら約1時間にわたって説明していただきました。

歓迎の挨拶をするロボット基幹技術部次長の松浦さん。

歓迎の挨拶をするロボット基幹技術部次長の松浦さん。

ちょっと休憩をとった後、いよいよ今回の参加者が早く見学したいとわくわくしているロボット工場の見学に移りました。ロボット工場は第1工場、第2工場、第3工場から構成され、見学できるのは第1工場及び第2工場です。自動車産業向けのロボットを製造している第3工場は見学コースにはなっておらず、しかも手狭になったため、お盆明けから隣の中間工場に製造を移管したとのことでした。
伊東さんの案内により、初めに第1工場を見学しました。(工場内での写真撮影は一切禁止)この工場は世界で初めての「ロボットがロボットを作る工場」で、アーク溶接、スポット溶接、塗装、ハンドリングなど一般産業向け小型ロボットを製造し、生産能力は月1,000台との説明がありました。製造ラインは工程によって作業もまったく違うので、見ていて飽きることはなく、参加者一同食い入るように見学していました。不平不満も言わず、黙々とロボットが作業をしている姿が印象的でした。

第60回小倉祇園太鼓の山車競演大会に参加したロボットが、太鼓打ちの実演をしました。

第60回小倉祇園太鼓の山車競演大会に参加したロボットが、太鼓打ちの実演をしました。

第2工場の受付はロボットでした。

第2工場の受付はロボットでした。

次に見学したのが第2工場で、この工場は平成25年8月にリニューアルオープンしたクリーンロボット工場です。半導体、FPDパネル、薬品、食品、化粧品などの業界に向けたロボットを生産し、生産能力は月500台との説明がありました。また、太陽光発電用パワコンディショナなど独自の省エネ技術を活用し、二酸化炭素排出量を20%削減した工場でもあります。高い洗浄度が求められることから、クリーンルームへの人の入室数は極力抑えられ、第1工場とちがって、防塵服を着用した作業員が一生懸命作業をしている姿が印象的でした。
 最後に見学したのが安川電機みらい館です。ものづくりの楽しさと凄さ、最新のロボット技術を発信する展示・体感・学習施設です。(写真参照)1階は安川電機の技術の“過去”“現在”“未来”を代表する製品が展示されていて、特に第34回入間万燈まつりに登場したソフトクリーム屋さん「やすかわくん」が健在だとわかり、懐かしさを感じました。

久しぶりにお会いできた「やすかわくん」。100円のアイスクリームも美味しかったです。

久しぶりにお会いできた「やすかわくん」。100円のアイスクリームも美味しかったです。

日本で初めての全電気式産業用ロボット「モートマン1号機」。

日本で初めての全電気式産業用ロボット「モートマン1号機」。

また、イノベーションステージでは、研究開発中の次世代ロボットを展示及び実演していました。ロボットの器用な動作に、皆さん目が釘付けになりました。

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器用な動きを見せるロボットたち。ロボットも人間に近づいてきたことを実感しました。

器用な動きを見せるロボットたち。ロボットも人間に近づいてきたことを実感しました。

2階は安川電機のものづくりの凄さを体感できるスペースで、ロボットがミニロボットとミニカーを製作する過程を実演したり、ゲーム感覚でロボットと遊ぶことができました。

このロボットがミニカーを製作してくれました。

このロボットがミニカーを製作してくれました。

ロボットアームがボールのバランスをとります。

ロボットアームがボールのバランスをとります。

松浦さんも一緒に記念撮影。記録だけでなく、記憶にも残る工場見学となりました。

松浦さんも一緒に記念撮影。記録だけでなく、記憶にも残る工場見学となりました。

また、メカトロニクスウォールでは、256個のサーボモータを使ったキューブが連動して作り出す不思議な空間を体感できました。懇切丁寧に案内していただいた伊東さん、長時間お世話になりました。また、社員の方々の接客も素晴らしく、工場見学としては申し分ない時間を過ごさせていただきました。松浦さんをはじめとする社員の皆さん、重ね重ね大変お世話になりました。最後に参加者全員で記念撮影をしました。

モニュメントの前で記念撮影。その大きさがおわかりいただけます。

モニュメントの前で記念撮影。その大きさがおわかりいただけます。

すべての見学が終了し、本社棟1階のエントランスには、彫刻家の名和晃平氏が制作したモニュメント「創造の源泉」が設置されていたので、ここでも記念撮影をしました。

ロボット村の工場見学で感じたことは、ものづくりの楽しさと凄さ、人と共存するロボット市場を創造していく素晴らしさは勿論ですが、「ものづくりは人づくり」と言われるように、一人ひとりが働きやすい環境の中で、生き生きと働いている姿でした。このあたりにも、単なる技術者を育てるのではなく、技術に精通した紳士を育て、日本を支える人材を育成しようとされた創業者安川敬一郎の理念に通ずるものがあると感じました。ものづくりに対する社員一丸となったゆるぎない信念と情熱を肌で感じることができた、記録と記憶に残る工場見学となりました。

「1901」の看板が掲げられた東田第一高炉。今にも泣きそうな天気だったのがちょっぴり残念でした。

「1901」の看板が掲げられた東田第一高炉。今にも泣きそうな天気だったのがちょっぴり残念でした。

翌14日の午前中は、まず北九州イノベーションギャラリーへ行き、開催中の世界文化遺産登録記念展「八幡鐵ものがたり」を見学しました。(写真撮影は一切禁止)案内係の説明を聞きながら、知られざる“官営八幡製鐵所”の誕生秘話、設立を裏で支えた様々な人物、初めて公開された歴史的資料に触れ、設立にかかわった人たちの情熱と執念がひしひしと伝わってきました。その余韻に浸たりながら、次は隣にある東田第一高炉跡へ向かいました。この高炉は1901年に操業を開始したことから、「1901」と記した大きな看板が掲げられ、現在見ることができる高炉は第10次改修高炉です。昭和37年8月から昭和47年1月まで操業しました。

熱心に説明を聞く皆さん。大変勉強になりました。

熱心に説明を聞く皆さん。大変勉強になりました。

溶銑を高炉から製鋼工場まで輸送するための貨車「トピードカー」。

溶銑を高炉から製鋼工場まで輸送するための貨車「トピードカー」。

案内係の方の説明がわかりやすく、鉄鉱石から鉄の製品ができるまでの一連の流れをよく理解することができました。また、戦後の高度経済成長を支えた新日鉄㈱社長だった稲山嘉寛氏の“鉄は国家なり”と述べた言葉が、懐かしく思い出されました。

小雨が降ってきたので、少しガスがかかってしまいました。

小雨が降ってきたので、少しガスがかかってしまいました。

その後バスに乗って、官営八幡製鐵所旧本事務所が見える眺望スペースへ行き、遠くから赤煉瓦で造られた「旧本事務所」を見学しました。この建物は八幡製鐵所の敷地内にあること
から、一般には公開されていません。

午前中の最後に小雨の中、ケーブルカーとスロープカーに乗って、皿倉山山頂へ行きましたが、霧のため山頂からは何も見えませんでした。晴れていれば、北九州一帯を一望することができたのですが・・。次回の宿題となりました。

写真のとおり、山頂からは何も見えませんでした。

写真のとおり、山頂からは何も見えませんでした。

晴れていれば、このようなパノラマ写真が撮れたのですが・・。 勉強には宿題が付き物ですね。

晴れていれば、このようなパノラマ写真が撮れたのですが・・。
勉強には宿題が付き物ですね。

安川電機の創業者安川敬一郎の次男松本健次郎の住宅兼迎賓館であった西日本工業倶楽部で洋食ミニコースの昼食をとった後、今回の研修会で最後の見学先となるTOTOミュージアムへ行きました。今年8月28日にオープンしたこのミュージアムは、創立100周年を記念して設立され、1階がショールーム、2階がTOTO創立100年の歴史を伝えるミュージアムからなっています。(3~4階は研修室など)オープンして日が浅いことと土曜日であったこともあってか、団体を含めて多くの見学者で賑わっていました。

2階TOTOミュージアムの入口。多くの団体客が見学されていました。

2階TOTOミュージアムの入口。多くの団体客が見学されていました。

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昭和43年に完成した超高層ビル“霞が関ビルディング”に採用された壁付サニタリーユニット。

昭和43年に完成した超高層ビル“霞が関ビルディング”に採用された壁付サニタリーユニット。

新聞やテレビでも報道されていましたが、昭和39年にホテルニューオータニに納入された「国内初のユニットバス」を実際に見学できて、嬉しかったです。そのほかにも、戦後に普及した洋式トイレや温水洗浄便座など、約950点の展示物が公開されていました。旧総理大臣官邸、赤坂迎賓館など、名だたる場所で使われていた器具を集めた「著名現場設置品コーナー」も必見です。

あまりの懐かしさに、思わず見入ってしまいました。

あまりの懐かしさに、思わず見入ってしまいました。

今ではなかなか見かけない「汲み取り式便所」も懐かしかったです。

東洋陶器(現TOTO)株式会社の初代社長大倉和親。大正・昭和時代を代表する名実業家です。

東洋陶器(現TOTO)株式会社の初代社長大倉和親。大正・昭和時代を代表する名実業家です。

この見学をもって今回の研修会は終了し、一路北九州空港へ向かいました。
空港に到着して驚いたことに、昨日のロボット工場の見学にあたって骨を折っていただいた松浦さんが、わざわざ見送りに来て頂きました。松浦さん、最後の最後まで本当にお世話になりました。併せて、今回の研修会にあたって㈱安川電機の石井さん、㈱ドーエイの北島さんはもとより、工場の案内など多大なるご尽力をいただきましたすべての社員の方々に、心から深く感謝申し上げます。

平成27年10月24日~25日『入間万燈まつり“工業会ファミリー広場”』

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第37回入間万燈まつり開催にあわせて、工業会は豊岡中学校校庭に“工業会ファミリー広場”を設置し、多くの皆さんにご来場していただき、入間市のビッグイベントの盛り上げに多いに貢献しました。
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 ちびっ子に大人気のミニSLとふわふわドームには長い行列ができ、子ども達の笑顔に接すると準備段階からの苦労が報われます。やはり、まつりには子ども達の笑顔が欠かせませんね。来年もまた来てね!
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 おでん・生ビール・佐渡の酒・ジュースを販売する模擬店も、昨年に負けず劣らず大盛況でした。特に佐渡の酒の販売は、まつり会場でもこの広場だけなので大人気でした。工業会が今から2年前の平成25年6月に入間市の姉妹都市佐渡へ渡り、佐渡市工業会との交流を持ってから、この流れを続けるために佐渡の酒の販売が始まりました。今年のキャッチフレーズは「佐渡の酒を飲んで、佐渡へ行ってみせんか?」でしたので、これを機会に多くの市民の方が佐渡へ行って、佐渡の素晴らしさを味わっていただくことを願っております。それにしても、予想以上の売れ行きに驚きました。
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今年はまつり史上初めて藤沢中学校吹奏楽部に演奏していただき、広場はかつて無いほどの盛り上がりとなりました。3年生を含む部員55名が休みを返上して猛練習の成果を発揮し、精一杯心を込めて6曲演奏しました。田中市長もかけつけていただき、部員の皆さんにとっても一生の思い出になったと思います。藤沢中学校吹奏楽部の皆さん、そして顧問の先生、本当にありがとうございました。
また、昨年の仮面ライダー1号に続きハリケンレッドが3回登場し、“ヒーローに会いに行けるファミリー広場”としてのイメージを確かなものにすることができたのではないでしょうか。

まつり終了後に杉山会長から、来年も“工業会ファミリー広場”を一層盛り上げるために、多くの会員の皆さんの協力をお願いしますとのあいさつがあり、解散となりました。

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