平成28年1月18日(月)『入間市工業会新春講演会・新年賀詞交歓会』

きれいな花に囲まれた新春講演会の案内

きれいな花に囲まれた新春講演会の案内

毎年タイムリーな講師をお招きし、大好評となっている新春講演会を、市役所隣のプリーツドットアイにおいて開催しました。今年は、日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに貢献したり、ハレー彗星探査機の中心メンバーとしても活躍された、宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授 的川泰宣さんにお願いし、「はやぶさの軌跡~21世紀をめざす技術者の夢~」をテーマに、予定時間を大幅に上回る約2時間にわたって講演をしていただきました。

言葉の重みを感じました

言葉の重みを感じました

先生の巧みな話術はもちろんですが、技術者の方々の人知れぬ苦労の積み重ねと、夢を諦めずに様々な困難を克服してきた「情熱」「執念」が、ひしひしと伝わってきました。ロケット打ち上げにあたっての地元漁業関係者との粘り強い交渉、お酒を飲みながらの交渉が重なったので糖尿病になってしまったこと、文部科学省との予算獲得交渉など、表からはわからない裏方の苦労と努力がよくわかりました。また、小惑星探査機“はやぶさ”の名前の由来も初めて知りました。このような紆余曲折を経て命名されたんですね。

そして講演のクライマックスが、打ち上げから7年にもおよぶ“はやぶさ”の大気圏再突入の話でした。度重なる故障そして絶望にもかかわらず、不死鳥のように蘇る“はやぶさ”が、大気圏再突入と同時に自らは燃え尽きてゆくその瞬間を見た技術者の方々の目には涙があったとのことでした。時間があればもっともっと話しを聴きたいと思わずにはいられない素晴らしい講演会となりました。最後に色紙に言葉を書いていただきました。

的川先生、未明からの大雪の影響で、自宅から入間市に来るのに4時間もかかったという状況の中、本当にありとうございました。今後のさらなるご活躍をお祈りいたします。

新年の挨拶をする杉山会長

新年の挨拶をする杉山会長

講演会終了後、田中市長をはじめとする来賓25名、会員企業29社・45名の方々が集まり、華やかなお祝いムードと熱気に包まれた新年賀詞交歓会が開催されました。杉山会長は冒頭の挨拶で「今年はアベノミクスの真価が問われる年。“新3本の矢”の第一の矢、“希望を生み出す強い経済”の実現に向けて、工業会一丸となって頑張りましょう。」と力強く新年の決意を語りました。その後、来賓の方々からご挨拶をいただき、堀内清則西部地域振興センター所長の発声で乾杯し、交歓会が始まりました。出席者は新年の挨拶や近況報告などを行い、和やかに歓談しました。

挨拶をする来賓の方々(写真上から田中龍夫市長、金澤秀信副議長、齊藤正明会長)
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堀内所長の発声で乾杯

堀内所長の発声で乾杯

新年を祝いながら歓談する出席者

新年を祝いながら歓談する出席者

熱気と活気がある交歓会となりました

熱気と活気がある交歓会となりました

大締めをする奥井理事

大締めをする奥井理事

最後に、奥井理事に大締めのあいさつをしていただき、お開きとなりました。